子の連れ去り、引き離し Wiki
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伊藤治(いとうおさむ 英語:Osamu Ito)は,東京家庭裁判所の立川支部に勤務する裁判官である。

事例[]

Bさんは,2008年11月に,当時14歳の子どもを妻に連れ去られ,それ以来子どもと会えなくなりました。居場所もわかない。

2009年1月,妻は離婚調停を申し立て,Bさんは子どもと会うために面会交流の調停を申し立てました。 調停は10月まで回数を重ね,離婚調停は不調に終わり,離婚裁判に移行しました。面会交流の調停では,調査官が子どもと会い,調査官報告書をBさんが見ると,子どもは「会いたくない」と言っていることがわかった。

最終段階の調停では,Bさんは法廷で調停委員もいない中,「審判が覆るような決定は書かないから」と,伊藤裁判官から冒頭言われた。 伊藤裁判官は,「本来こういう離婚の問題は家庭裁判所で取り扱うべき問題ではない。人と人との話し合いで解決を図っていくべきもので,裁判所が介入するのは筋違い」と,Bさんにその後,1時間にわたってとうとうと説諭した。

また伊藤は,「私は出世はしたくない。高裁に行けば,最高裁に行けば,上に行けば行くほど自分の意に沿わない判決や文章を書かなければならない。そんなことを私は書きたくない。だから家裁のほうがまだ自分の意思が入る余地がある」とも言った。

これだけ聞くと,いい裁判官のようですが,Bさんを説得している最中には, 「こういうことはよそでは言わないでほしい。言っていることがわかると裁判官仲間の中で自分の立場がなくなる」と,Bさんに言ってもいます。 子どもに会いたいのはやまやまであったが,Bさんは離婚裁判への影響も考えて面会交流の調停を取り下げた。

結局,離婚裁判ではBさんの主張はまったく取り上げられず,子どもとの面会は決まらないまま,立川家裁は別の裁判官によって離婚を認め,親権は母親に行った。

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